
日本人は2型糖尿病が多いとされます。2型糖尿病は、遺伝や生活習慣病から発症するとされます。
インスリンの分泌低下や、肥満等でからインスリンが機能できない場合、いつの間にか発症して、初期症状に気づかないことが多いです。
糖尿病は、初期症状として「喉の渇き」「多尿」「倦怠感」「体重減少」などが見られます。
進行すると、合併症(視力低下・失明、手足の痺れ、腎機能低下による透析の可能性)などが見られます。
さらに立ち眩み、足のむくみ、感染症にかかりやすいなどもあげられます。また、認知症やがんなどとも関連があります。注意が必要です。
おかしいなあと思ったら早めの検査をお勧めします。また自宅で出来る検査キットを利用するなどの方法もあると考えます。
☟ 男性・女性用があります。
本日は、老化して分裂を終えた細胞を取りのぞく、「GLS1」阻害剤の話をします。
〇本日のテーマ 老化遺伝子の除去
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。高齢者
老化遺伝子
GLS1とは
遺伝子の一部を構成しているテロメア遺伝子の短縮が老化を招き、また、サーチュイン遺伝子を腹八分目の食事でオンにすると、老化が食い止められることを話しました。
ただ、老化をしてしまった細胞が、体内にあると、動脈硬化を起こしたり、糖尿病や腎臓の障害やガンなどの病気のもとになります。
老化した細胞を取りのぞければ、これらの病気を回避できる可能性があります。
そこで、老化した細胞が生存して体内にのこるには、「GLS1(グルタミナーゼ)」という遺伝子が関連していることが判明していることがわかりました。
そこで、「GLS1」遺伝子を阻害する薬を東京大学の研究グループが開発しました。
マウスなどの実験では、「肥満性糖尿病」「動脈硬化」「筋力の維持」「脂肪細胞の短縮、抑制」が改善されることが確認されています。

GLS1阻害剤
特に若返りが見られたとの話もあります。
老化細胞が体内に存在するために必要な「GLS1」を阻害するとは、つまり、老化細胞を維持できなくすることでもあります。
老いたマウスを鉄棒にぶら下げると、老いたマウスは30秒も鉄棒につかまっていられません。
ところが、「GLS1」阻害剤を注入したラットは、約100秒まで鉄棒にぶら下がっていられるようになったとされます。
さらに、老化細胞から出される「インターロイキン6」というたんぱく質も減ったのが確認されました。この「インターロイキン6」は炎症を引き起こすとされます。
以前述べましたが、細胞の炎症がガンを引き起こしたり、認知症を引き起こすとの話もあります。
また、炎症は細胞分裂を早めるので、「命の回数券」である「テロメア」を短くするのを早めます。
つまり炎症を抑えることは、「テロメア」が短くなるのを防ぎます。
GLS1 阻害剤 商品名
それでは、GLS1を阻害する作用を持つ食品成分は、私たちの周りに存在するのでしょうか。
この点さまざまな報告がなされていますが、果実のカボスに含まれているウンベリフェロンという物質が、GLS1を阻害する作用するとされます。
