
成長ホルモンは、単に若い人だけに分泌が見られるものではなく、高齢者になってからも分泌されます。
成長ホルモンが体内にあることで、認知症、うつ状態、睡眠、糖尿病、心臓病気等々、効果が色々と改善していきます。
最近は、効果が著しいので、成長ホルモンを注射などで、身体の中に入れる病院が増えています。
ただ、副反応とか、様々な問題もあるので、運動をすることで、成長ホルモンを分泌させるのがベストです
本日は、筋肉トレと成長ホルモンの関係です。
〇本日のテーマ 筋トレ 成長ホルモン
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間の様々な心理的な面を述べていきます。
筋肉トレ 成長ホルモン
昨日も述べた通り、筋肉トレーニングは成長ホルモンを促進します。
さらに、筋力の増強により姿勢を保持する能力も向上し、転倒予防等を図れます。
また、高齢になると、筋肉の衰えからくるサルコペニア、虚弱からフレイルに陥って介護 が必要になることも防止できます。
同事に、飲み込みの筋力を鍛えることで嚥下機能を改善でき、誤嚥性肺炎を予防できます。

高齢者 筋トレ
高齢者も、適切な筋力トレーニングを続けると、筋力が増強されます。
ただ、高齢者は、筋肉の組織が若い頃に比べると、傷つきやすいと言われ、怪我、関節痛などに陥る可能性があります。
そのため、高齢者の筋力トレは、自分に合った強さでトレーニングを行うのが肝要です。
また、自分の体重を体にかけて行うスロートレーニングでも効果が期待できます。
ただ、成長ホルモンは、瞬間的に強い運動により、よく分泌させるので、スローのなかに強い運動を入れれば良いでしょう。
自分の身体にあまりに強い負担がかからないように注意する必要があります。
また、自分の体重を利用した筋肉の筋力トレに加えて、ウォーキングを行ったり、家事などを活動的に行うことをうまく組合わせましょう。
高齢者 筋肉トレ 効果
スクワット、ヒップエクステンション、腹筋、腕立て伏せなどの筋力トレとウォーキングなどの有酸素運動を組み合わせるのが有効です。
つまり、筋肉量を増加させ、基礎代謝を増やすので、うまくエネルギーの消費をします。
この方法で筋肉を増やすと減量した体重がリバウンドしにくくなるといわれます。
この有酸素運動と筋肉トレとを組み合わせると、血糖値を下げ、血圧を正常にし、中性脂肪値を効果的に低下させます。
昨日のべましたが、筋肉量が増加すると、インスリンが効きやすくなり、血糖値が低下します。
こんな研究報告があります。
高齢者でフルマラソンのランナーで、毎月200キロ以上走っている人と、運動をしない高齢者と比べると、年齢による速筋線維の萎縮は変わらないとのことです。
つまり、歩行やジョキングなどの運動だけでは、加齢にともなう速筋線維の萎縮にを抑制する効果は得られないことになります。
少しずつでも、筋トレを行なうが良いことがわかります。
スクワットと成長ホルモン
本日はスクワットの解説します。スクワットは、下半身だけの運動と思われがちですが、実は全身運動です。
スクワットは、ます、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えます。また、股関節の伸筋の大殿筋とハムストリングスを使用します。
同時に、体幹の安定のための脊柱起立筋も使用します。負荷により、腹筋群、服奥の深層筋(大腰筋)も使用します。
さらに、足の関節と連動しているふくらはぎの筋肉(腓腹筋)、首の僧帽筋も動きます。
つまり、スクワットは全身の筋肉運動の効果を望めます。さらに、スクワットにより、成長ホルモンが分泌されます。
筋トレ後は、安静のときの100倍以上も、分泌されるとの報告もあります。
自分にあったやり方で
いくら健康に良いスクワットでも、あまりに強い負荷を身体にかけると、かえって健康をそこねてしまいます。
椅子の背に手をかけて利用したり、椅子から立ち上がる「立ち上がりスクワット」などで行なっても良いでしょう。