
口呼吸により、前頭葉の疲労が慢性的になり、注意力の低下、学習や仕事などの作業効率のが下がってきます。
この前頭葉が侵されると、見当識障害を始め、脳の老化を早め、認知症を引き起こすとされます。
また、口の中が乾燥して、唾液による殺菌の効果、自浄の効果がなくなります。すると、口内の最近から認知症の原因になったりします。
口呼吸を防止するためには、舌回し運動や、割りばしくわえ運動があります。
本日は、人間の寿命に関わる、テロメアについてです。
テロメア
テロメアとは
以前長寿遺伝子の話をしました。本日は、遺伝子をつかさどる染色体にあるテロメアという構造体の話です。
人間の体の細胞は60兆億個からなっているとされます(37兆個との説もあります)。
この細胞が細胞分裂をして、常に新しい細胞になっています。
ただ、細胞分裂には回数制限があり、回数制限を越えて、分裂できなくなり老化を迎えることになります。
染色体の末端にあるテロメアという部分が、細胞分裂の回数制限に大きく関与してます。

テロメアは細胞分裂を繰り返すたびに短くなって、最後に細胞分裂ができなくなります。なので、テロメアは「生命の回数券」と言われています。
テロメア 老化
テロメアは、加齢に伴い短縮することが知られており、テロメアの短縮はエイジングに関連しているとされています(以前脳年齢のチェックの方法を解説しました。ご参考に)
逆にテロメアの短縮を抑えることで、細胞の寿命を伸ばすことが期待できます。
テロメアが短縮すると、がんや動脈硬化、心疾患といった様々な病気に罹患するとされ、生活習慣を改めると、テロメアの状態を良好になることもわかってきました。
以前細胞の炎症の話をしましたが、テロメアが短小になり、分裂をやめた老化細胞から炎症の反応がでます。炎症は糖尿病を初め、全身の様々な病気に関係しています。
テロメアが短くなる理由
加齢のほかに、テロメアは、喫煙、肥満などでも促進されると言われています。
また、酸化ストレスもテロメアを短縮させます。日光の紫外線もテロメアを短くさせます。
さらに、毎日5・6時間の睡眠をとる高齢者のテロメアは短いが、7時間以上睡眠の高齢者は、中年の人と同じ長さとの報告もあります(以前睡眠の話をしました)。
同じ報告のなかで運動については、10年以上の運動の習慣を持つ人は、運動をしない人と比べてテロメアが長いとの話もあります。
疾病は早めに発見、対応を
どの病気もそうですが、できるだけ早めの発見、早めの対応になります。
病院で何時間も検査をしたりするのが苦手な方は以下の検査キッドをご利用ください。
血液一滴で、ガン等々が分かります。病院で検査をするのと同程度に精密です。
☟
また、女性でなかなか生きずらい人は、人間ドックを家でうけられるように検査できるキッドを紹介します。一応女性用をご紹介しますが、男性用もあります。
おうちでドック(女性用)のご購入はこちら