
長年住み慣れた家で最期を迎えるたいと思うのは、もっともなことと思います。
ただ、その場合に、医療、介護ができる状態を確保し、その上で主治医がいない人は、医師を見つけなければなりません。
なかなか、すんなり上手く行く場合もあれば、上手くいかず、結局、施設で最期を迎えることになることもあります。
本日は施設で計画される「ターミナルケアプラン」(看取り介護計画)についてです。
〇本日のテーマ 高齢者 看取り
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
ケアプランとターミナルケアプラン
ケアプランについて
介護型の施設に入所する場合に、ケアプランを作成します。
特定施設や介護保険施設では、「施設サービス計画書」と呼ぶ場合があります。
まず、施設に入所すると、認知度、病気の有無、精神や身体の状態などを調べ、アセスメント(課題の評価)を行います。
その上で、どの点を重点的にケアするかなどのケアプランを作成します。
このケアプランを作成する時に、疑問があった場合、尋ね要望を述べるのも大切なことです。
ターミナルケアプラン
介護を受ける方の回復が医学的に見込めない状態になると、医師の診断により、ターミナルケアプランが作成されます。
ターミナルケアプランは、「看取り方針」により作成されます。
ターミナルケアプランは、ケアマネージャー、介護職員、管理者、看護師、生活相談員、栄養士が協同して作成します。
そこには、「家族の要望」が書き込める欄があると思いますので、家族の想いを伝えてください。

普段から良好な関係を
普段から、施設の職員の方など、良好な人間関係を気づいておくことが、様々な緊急事態になった際に対処できることに繋がります。
上記したターミナルケアプランを作成するときも、スムーズな対応が可能となります。
親が入居した有料老人ホームや特定施設で、「運営懇談会」というイベントが開かれていることが多いです。
また、特別養護老人ホームでは「家族会」のイベントが開かれているところが多数あります。
それらに参加することで、施設や職員に溶け込む機会になります。積極的に参加されることをお勧めします。
また職員に対して、「うちの親は、いつも○〇さんのケアに感謝しています」とか、「とても満足しています。ありがとう」という言葉も職員との関係づくりに必要です。
様々な工夫をお勧めします。