
昨日は認知症と難聴の関係について述べました。
高齢になって耳の機能が衰えると、音の刺激が脳に到着しない状況になります。
刺激を受けない脳は、徐々に認知をしたり、判断をすることをサボるようになります。
気がついか時は、認知症が進んでいることがあります。
もし、耳の衰えを感じた場合は、早目に補聴器をするなどの対策をとるとよいでしよう。
また、高濃度のDHのサプリメントをとると、進行が遅れます。
本日は60過ぎからの仕事についてお話しします。
〇本日のテーマ 高齢 仕事
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
60歳からの適した仕事
60歳を過ぎると、専門的な技術や知識を持っている場合は、それに基づいて働くこともあるでしょう。
ただ、だいたいの人は再任用として元の職場で働くことになるか、または、非正規社員として、どこかで雇われる場合が多いと思います。
体力の衰えなどから、若い時と違い、就職の幅も狭まってきます。
言葉を使った仕事
良く言われるのが、60過ぎからは、言葉を使った仕事が適性と言われています。
人にものを教えるとか、説明するなどが適職です。
言葉の能力は、60過ぎても伸びる可能性があり、67際でピークを迎えるとされます。
ただ、言葉を使った職が、あまりないのが実情で、なかなかそのような職につけないと思います。
高齢者に人気の職
書籍や、インターネットなどで高齢者の方に人気な職を探すと、だいたい次のような結果になってきます。
●事務の仕事
コールセンターなど、坐り仕事が好きな人が希望します。
●軽作業
梱包(こんぽう)、仕分け、シール貼り、食品加工など
●資格を生かした仕事
小人数を対象とした講師など
●医療、福祉系の仕事
介護職員で、食事介助、入浴介助、排泄介助、さらには掃除洗濯です。
求人数が結構あります。
●清掃
ホテルや商業施設、オフィスビルやマンションなどです。未経験でも採用されやすいです。
●警備
施設の整備や交通の誘導があります。結構シニア層が多く、特別な資格がなくても採用されることが多いです。ただ、体力が必要です。
他人の面倒をみたり、役に立ちたいと思うから。
要望を全て満たすような職を見つけることは、難しい場合があります。高齢になって、様々や心境の変化から、これらが希望されているようです。
年代ごとの就職率

2021年の資料ですが、総務省が発表した就業率をみると、次の通りです。
60歳から64歳は71.5%、65歳から69歳は50.3%、70歳以上は18.1%です。
これは年を追うこと毎に少しずつ増えているとされます。
また、65歳以上の雇用形態は、75%以上が非正規雇用といわれます。
高齢者 仕事 探し
高齢者に対する求人のサイトなど
インターネットなどの求人サイトから職を探す方法があります。
高齢者向けの獣人サイトは高齢者を積極に採用している会社が多く集まっています。
採用も多く、担当者が高齢者の話をよく聞いてくれる場合も多いです。
自分にあった会社を上手に探すのに利用すると良いでしょう。
ハローワークの利用
ハローワークを利用すると、意外と親身になって仕事を探してくれます。
自分の条件を述べて、自分でハローワークに設置されているコンピューターなどから検索する場合や、相談して探してくれる場合があります。
また、ハローワークの中には、高齢者の相談窓口が設置されている場合があるので、それを利用するのも良いでしょう。
ただ、時に悪質な企業も紛れ込んでいることがあるので、職員にどんどんと質問するのも良いでしょう。
シルバー人材センターの利用
長く仕事をするのではなく、短期で臨時的な簡単な仕事紹介します。
お金を得ると言うよりも、働くことで生きがいを得るための仕事の紹介してもらうことが目的です。
「たまに働きたい」「気晴らしで働いてみたい」などの気持ちを持っている人におすすめです。
都道府県知事の指定の公益社団法人が雲煙をしており、年会費(3000円以下が普通、ただし自治体より異なります)を払うことで、60歳以上で会員になった人が利用できます。
市町村などの高齢者就職支援サービスの利用
ハローワークとは別に、高齢者対象に就職を紹介してくれるサービスです。
自分の住んでいる市町村に尋ねると設置がされている場合があります。