
60歳から65歳までは、それまで働いていた会社などで、再雇用されることが多いです。
ただ、そうでない場合、やはり高齢と言うとこで徐々に就職が狭まってきます。
ましてや、65歳、さらに70歳となると、希望の職につくのは狭き門となってきます。
そのような施設や機関を利用して、就職するのも一つの手です。
ただ、近年、ハローワークなど、高齢者の就職を斡旋(あっせん)する施設や機関が多く設置されています。
本日は、無意識を利用した、脳をボケさせない裏技をご紹介します。
〇本日のテーマ 高齢 仕事
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
無意識行動 高齢者
「無意識を変える」と言うとなにか、難しい感じがしますが、実はそれほど難しくありません。
人は気付いていませんが、人の行動は無意識からの行動がほとんどをしめています。
例えば、会社や学校から帰って来る時、意識していないのに、正しい道順を歩いてきます。これなども習慣化された無意識の行動です。
フランスの精神科医師、ジャックラカンという人が、無意識は言葉からできていると言っています。
ラカン同様、多くの研究者が、言葉は無意識と深い関係があるとしています。
つまり、適切な言葉を使えば無意識が変わり、行動がかなり改善されます。
さらによりよい行動が生み出され、やる気を引き出したり、対人関係を改善して、認知症を予防します。
無意識 言葉

いろいろな研究者が認知症を進行させる言葉を指摘しています。
具体的は、「嫌だ」「疲れる」「そんなの無理」です。
無論、自分を我慢して、ストレスが貯まるくらいなら、この言葉を発したほうがよいです。
ただ、毎日毎日、この言葉をくりかえすと、「自分が嫌になる」「自分に疲れる」「何をやるにしても無理」と無意識が変わっていきます。
無意識の性質として、過去も未来もありません。
子供のころ経験したことが、あたかも昨日のように無意識の中に生きています。
また、無意識は、時に自分と他人の見分けがつきません。
良く「自分が死にたかった」ので、「誰でも良いので殺害したかった」という動機で、通り魔で人を殺害したニュースを聴きます。
これも、時に無意識が「他人と自分」の見分けが付かなくなることを述べています。
この無意識の性質に応じて、「他人が嫌だ」「他人が嫌い」と言っていたことが、「自分が嫌だ」「自分が嫌い」に置き換わっていきます。
一度や二度だけでなく、毎日そのように語ることで無意識の中に「自分がイヤな思い」が、沈殿していきます。
無意識に沈殿すると、引っ込み思案になったり、アパシーになったり、認知症を進行させる方向に行動をするようになります。
なので、上の「嫌だ」「疲れる」「そんなの無理」という言葉は使わないほうが良いでしょう。
「ありがとう」など、感謝の言葉
以上の無意識が他人と自分の区別ができなくなるとの性質を利用して、他人に「ありがとう」と言ってみましょう。
「いつも、頑張ってくれてありがとう。これからもよろしく」「いつも諦めずに、努力をしてくれる。ありがとう」と言ってみるのです。
「他人の努力に感謝している」のが、いつのまにか、無意識の作用により、「自分の努力に感謝している」に書き換わり、自分の努力をたたえっるようになります。
こうなると、少しのことにめげずに前向きに進んでいくことができます。
これも、一回、二回でなく、毎日やってみると、無意識に刷り込まれます。
口に出して言うのが、恥ずかしいのであれば、心の中で言うのも良いでしょう。
少しずつ自分が変わっていきます。脳もやる気を感じて、衰えるのが遅くなっていきます。
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