高齢者 コレステロールと脳

昨日は、高齢者のポチティブすぎる場合の危険を述べました。

人の脳はオキシトシンというホルモンが、年齢を重ねると、分泌量が増えていきます。

オキシトシンは、他者を信頼して、ポジティブに生きられるように脳に働きかけるホルモンです。

それはそれでとても大切なのですが、あまりに他人を信頼しすぎると、場合によっては「ふりこめ詐欺」などの詐欺に引っかかる可能性があります。

加齢による認知機能が弱まって、その上で他人を信じるオキシトシンが脳内に増えるので、脳の働きとして詐欺に掛かりやすいのです。

自分の子供や、兄弟姉妹などが、サポートをする必要があります。

認知症とコレステロールの関係を述べます。

〇本日のテーマ  

高齢者  進行させるもの

記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間

コレステロールの危険性

コレステロールの役割

コレステロールには、コレステロールには、善玉コレステロール(HDL-コレステロール)、悪玉コレステロール(LDL-コレステロール)があります。

悪玉コレステロールが過剰になると、善玉コレステロールが減ったり、動脈壁に蓄積され、動脈壁が厚くなります。 

悪玉コレステロール値が高いという状態は、コレステロール値が血中に多く残っていることを意味します。
つまりコレステロール値が高いことになります。

脳や心臓などの太い血管で、コレステロール値が高いと起きる動脈硬化を「粥上(じゅくじょう)動脈硬化(アテローム硬化)」と呼びます。

血液中を流れる脂質が血管を傷つけることがあり、傷つけらた部分に血小板が集まり、傷を修復します。

しかし、そのうちに剥がれて、血栓(けっせん)となり、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。

血栓をなくすには、青魚に含まれているDHAなどを食べると良いのですが、毎日、青魚をたべるのは大変なので、サプリなどで補うことが良いのを以前、お話しました。

また、大豆タンパクが、悪玉コレステロールを下げるとされます。

さらに、1日30グラム前後の食物繊維の摂取が良いとされます。

一方、コレステロールは、髪や皮膚を滑らかに、細胞壁・ホルモン・胆汁の原因となったり、脳内出血をを防ぐ役割をします。

ただ、過剰に増えすぎると、上記した血管の詰まりや、血管の破裂を招くことになります。

コレステロールと老人性うつ病

では、認知症と高齢者のうつ病はどのような関係でしょうか?

実は、コレステロール値が低いと、うつ病が増加しやすく、また、進行も早いととの報告がされています。

コレステロール値が減ると、老人性うつ病による自殺や事故死が、80%前後まで増えるとされます。

80%というと、約2倍に増えることを言います。これが、うつ病による死亡の7%前後まで押し上げるとされます。

コレステロールは細胞膜(さいぼうまく)を作りますが、コレステロールが不足すると細胞膜が上手く形成できなくなり、セロトニンを上手く取り込めなくなります。

これにより、うつ病を発症しやすくなります。
老人性うつ病は以前お話をいたしました。この部分をクイックしてください。

なので、上記したように、適性の範囲内で卵、肉、魚、乳製品を適度にとる必要があります。

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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