
コレステロールが血中に多いと、血管が詰まったりします。
また、動脈硬化が進み血管が破けたりして、心臓病や脳出血、脳梗塞など様々な病気が発症することごあります。
ではコレステロールが少なければ良いかと言うと、そうではないことも述べました。
細胞膜の形成がうまくいかなく、脳間物質のセロトニンのやりとりがうまくいかなくなり、老人性うつ病を発症しやすくなります。
過不足ないコレステロールの摂取が大切です。
本日は、香りと脳の働きの関係を述べます。
〇本日のテーマ 高齢者 進行させるもの
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
精神医学と心理学の二方面から人間の様々な心理的な面を述べていきます。
香りと脳の関係

香りを嗅ぎ分ける能力は、年と共に衰えていきます。特に、60歳過ぎからが顕著であるとされています。
ただ、この香りを嗅ぎ分ける能力は、知らず知らずのうちに進行することから、気が着いた時は、かなり症状が進んでいることが多いです。
鼻は脳との距離が近く、また、香りの情報は、伝達速度が速いと言われています。
つまり、香りはダイレクトに脳に働きかけて、刺激を与えます。
香りを利用することで、脳の老化をある程度抑えることも可能となってきます。
香り 効用
それでは、どんな香りには、どのような働きがあるかを外観しましよう。
ラベンダーについて
ラベンダーは、地中海沿岸が原産です。シソ科のハーブであり、香りの良さや美しさが知られています。
ラベンダーの香りには、自律神経に対して、副交感神経を交感神経よりも優位にし、リラックス効果があります。
脳波に対してはリラックスした状態で出るα(アルファ)波を増加させる働きがあります。
以前、α波の話をしましたが、α波が出てくると、脳内の血流が増大します。それにより、脳の老化や、認知症など防止に役立ちます。
また、ラベンダーから作られた精油には抗不安作用があるとされます。
ヒノキの香り
最近。ヒノキボール買ってきて、お風呂に浮かべるなどをして、ヒノキのお風呂を楽しむ人を時々見かけます。
ヒノキボールは、ヒノキを丸く卵ほどの大きさに丸く削って作ったもので、お風呂に入れるとヒノキのよい香りがします。
ヒノキの香りがしなくなったら、ヒノキをヤスリで擦ったり、傷つけると、また香りがします。
人によっては、ヒノキボールを枕元に置いてねる人もいるようです。
ヒノキの香りの効果は、脳と自律神経活動を鎮静化して、リラックスさせます。
血圧の低下や脈拍を整えて、快眠をもたらしてくれめす。
また、記憶を司る海馬に働きかけて、記憶力の低下を防いでくれます。
ローズマリー
ローズマリーは、地中海沿岸で自生する、常緑の低木です。欧米では生垣にもされます。
細い針の形の葉を持っています。美しいブルーの花を咲かせ、精油は先端部分から抽出されます。
精神の高揚作用があり、集中力アップや仕事の合間のリフレッシュにも効果があります。
心臓の拍動を強め、脳の血流も増大させてくれます。血流が増えるので、脳の老化防止など楽役立つことが多いと考えられます。
レモン
まず、抗菌や抗ウイルスの性質があるので、アロマディフューザーなどにより、空気の浄化などを行うことができます。
さらに、レモンの匂いを嗅ぐと交感神経を活性化させる作用があるために、集中力が高まります。勉強や仕事の効率を高めたい時に利用すると良いでしょう。