強迫性障害の支援 /ポジティブシンキング 「転職の考え方」

強迫神経症は、遺伝の影響を受けると言われています。一部の研究方向には、一卵性双生児では、片方が強迫性障害になった場合、片方もなる割合は、7割に上るとされます。

ただ、そうだと言え、二卵性双生児の一致率は一部の研究によると50%で、環境の影響を多く受けるとされます。

つまり、強迫性障害は、遺伝の環境の2つの面から考えて行く必要があります。ただ、発症の至るのは、環境の要因が大きく、環境を整えていく必要があります。

本日は強迫神経症の支援のお話をします。     
ポジティブシンキングは、転職の考え方です。

〇本日のテーマ       
1.強迫性障害の支援
2.ポジティブシンキング  「転職の考え方」

〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。

〇読者への前置き
・精神医学と心理学の二方面から人間関係を困難にする状況をゆっくり解説します。
・心理学は、ポジティブシンキング(プラス思考)の方法を述べています。

青い下線は、過去の記事にリンクします。詳しく知りたい人はクイックしてください。

強迫性障害の支援

【暴露反応妨害法】

強迫性障害の支援の一つに、「暴露反応妨害法」があります。
これは、不安になることに曝して、強迫行為が起こることを「させない」「しないように」することです。

かつては強迫性障害は治らない病気だと言われましたが、この「暴露反応妨害法」の登場で、強迫性障害が治る症状の部類に入ってきました。

治療を簡単に言うと、強迫行為の元となる恐怖・不安のきっかけとなるものに自分を曝すことです。
何度も曝して、強迫行為をしたくなっても、させないことを繰り返すうちに、徐々に強迫症状を減らしていきます。

例えば、「縁起強迫」で、家に入る時に「右足から入らないと、不幸なことが起こる」と恐怖に駆られている人に、わざと左足から家に入れ、やり直しをさせないようにします。

それを毎日繰り返して、不幸なことが起こらないことを確認させます。

【3日間、訓練法】

上記した「暴露反応妨害法」に似ていますが、3日間、不安や恐怖の行為に曝し続けます。ただ、これは、自分から「治ろうとする意思」がなければだめです。

強迫性障害に陥っている人の中には、強迫を妨害されると暴力を振るう人がいるからです。強い意志を持って、自分を治そうという気持ちを持つことが大切です。

方法は、不潔恐怖に囚われている人が「3日間」、不潔にさらします。トイレの後も手を洗っては駄目とします。もし洗う場合は、タオル(汚れタオル)で拭きます。

また、触りたくないものに触ってもらい、その手で、家中をベタベタさわります。
下着も取り換えるのを止めましょう。

仕事もできるだけ休み、その訓練に集中します。どうしても、手洗いをしたくなったら、手洗いの代わりに、タオル(汚れタオル)で手を拭きます。
ただしそのタオルは洗ってはダメで、そのまま3日間不潔のタオルのままですごしてください。

自分の聖域と思っている部分(布団とか)をそのタオルで触ります。
自分の行動をチェックして、今日は努力して、汚れたままで過ごしたことを記録してください。

【OCDの会の利用】

強迫症状に悩む人対して、その強迫症状から脱するために設立されている会があります。また、家族支援も実際に行っているので、ご利用ください。

現在は、北海道、東北、東京、名古屋、福岡、佐賀などにあります。精神科医や臨床心理士などの専門家との勉強会や研修会が開かれています。
インターネットでご確認下さい。

同じ悩みを持った仲間と共に歩んでいくことは、孤独を避け、うつ病などの二次的な小用を避ける上でも有意義です。
強迫性障害で苦しんでいる人も、他人の成功体験を聞くことで、自信を持つことが可能となります。

【家族が心がけたい注意】

以前、家族の代理行為と共依存について述べました。
強迫性障害に陥っている者の代理行為を行っていると、段々とそこから抜け出ることが難しくなってきます。

強迫性障害を止めて、暴力が起きる場合を想定して、第三者や警察に依頼をしておくのも一つの手です。

強迫行為を止めようとすると、逆にひどく反抗をされたり、口論になる可能性がある場合は、強迫行為を止めずに、其の場から立ち去ることも大切です。
強迫行為の制限はその強迫行為が強くなることがあります。

強迫性障害の人が、自分の病気を進んで治すようになるためには、次のことを伝えてください。

・このまま症状が進むとうつ病など、ひどい状況にますます陥ってしまうこと。
・強迫性障害は、訓練しだいでなおることの認識

合理的に説明をすれば、理解はされると感じます。また、医師から薬をもらうことも大切なことです。

何らかの事情で医者に生きずらい人もいると思います。
私の友人も強迫性障害から、うつ症状が出たのですが、医師の所にいけない(薬が合わない)という人でした。

そんな時、サプリを見つけました。効果がない時は30日間に限り返金保証がついています。
その友人は、このサプリが不安・恐怖が弱くなりました。人それぞれと思いますが、ご紹介しておきます。→ヒキウツ笑顔

ポジティブシンキング 「転職の考え方」

後々、職場の人間関係から、転職についての記事を書こうと思っています。
本日は、概論(おおまかな考え)のような感じです。

転職を考えるきっかけはいろいろあろうと思います。
・やりがいを感じない
・給料がやすい
・人間関係がつらい
・勤務条件が悪い
・会社がどうなるかわからない
・自分の将来が見えない      等々などがあろかと思われます。

全てがうまくいく会社はあまりないのが実情です。
そこで、天秤(てんびん)にいろいろと掛けて下さい。

上の「やりがい」がないけれど、「給料が高かった」場合、自分はこの会社に残るか?
上の「人間関係のつらさ」があるが、「会社の将来が良い」場合、この会社に残るか?
実際に様々に天秤に掛けて判断をすると良いでしょう。

実際に紙に書き、判断したり、時には誰かと相談をしてもよろしいでしょう。ただ、この場合、客観的に判断できる人である必要があります。

会社を辞める時は、様々な感情に囚われて、客観的に自分が分からない状況になってくるので、この客観性がとても大切鳴ります。

また、自分の努力で、会社が変るかどうかを見極めるのも、一つの目安になると思います。

さらに、「精神的に破壊される」「健康が破壊される」場合は、迷わずにやめる方向で考えるのが良いかもしれません。過労死から、追い込まれて自殺をする人は世の中にいます。注意をしてください。

ただ、辞めるとは、なかなか言いにくく、知らず知らずのうちに、ずるずると蟻地獄にないることもあります。その時は、転職代行をご利用ください→退職代行

 

 

 

 

 

 

ターボん について

博士(心理学)、公認心理士、臨床心理士 カウンセリングを通して、さまざまな人の悩みの解決にかかわってきました。ブログを通して、様々な心理学の事象に答えていければと思っています。 申し訳ございませんが、時間の関係上、多数の人からのコメントに返答できないので、コメントができないようになっています。よろしくお願いします。
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